甲斐駒ケ岳・仙丈ヶ岳の山小屋を比較してみる

8月4日(金)〜6日(日)の2泊3日で仙丈ヶ岳甲斐駒ケ岳に登ってきました。
山小屋は1ヶ月前に予約したのですが、とくに土曜日はいっぱいでキャンセル待ち…!
そんな事情もあって、ふもとにある2つの山小屋に1泊ずつしたので、比較してみようと思います。
小屋の写真はあまり撮らなかったので(変態だと思われるじゃん?)インターネッツの海から探したリンク貼っておきます。

比較表
こもれび山荘 長衛小屋
旧名称 長衛小屋 北沢駒仙小屋
所在 長野県 山梨県
素泊まり 5,500円 5,200円
2食付 8,500円 8,200円
水場
トイレ 室内(洋式) 室外
寝具 毛布 布団
カーテン 全周(1F)
なし(2F)
両サイド
読書灯 スイッチ有(1F)
なし(2F)
一斉点灯
シャワー 有(500円)
電源 有(共用)
電波 圏外 圏外
荷物預かり 無料 有料
朝食 弁当 弁当
その他 バス停近く テント場近く

北沢峠こもれび山荘(長衛荘)
南アルプス長衛小屋(北沢駒仙小屋)

小屋名がまぎらわしい

建て替え時に小屋名が入れ替わったらしく、写真がないとどっちの話なのか分からないことがしばしば。
しかも、県が違うからか、公式情報が並ぶこともない。まさに初見殺し。
どちらも建て替えられて間もないようで、文句なく超きれいです。
料金は若干、長衛小屋のほうが安いようですが、そんなことより自分の希望にあった小屋を選びましょう。

テント泊との混合パーティなら長衛小屋が便利

「食事も泊まりも小屋で」という人には、こもれび山荘をおすすめします。
トイレも室内にありキレイなので、ほとんどカプセルホテルに泊まってる感覚です。
自炊を楽しんだり、テント泊との混合パーティの場合は長衛小屋がおすすめです。
テント場はすぐ目の前。そばに川が流れているので、食材や酒を冷やすこともできます。
室内のトイレはなぜか使えず、小屋すぐ隣の公衆トイレを使うことになっていました。こもれび山荘と比べるとだいぶワイルドな感じになります。
長衛小屋には談話スペースがありますが、こもれび山荘は夕食やその準備のあいだ談話スペースが無く、談話や軽食には屋外のベンチを使うことになります。
山小屋の本を読んだり、山仲間と談話をするのが山小屋の醍醐味だったりしますよね。そういう雰囲気を味わうなら長衛小屋のほうが良いでしょう。
こもれび山荘と長衛小屋との距離は5〜10分程度ですが、天候や身体のコンディションによっては移動するのが億劫になります。

テント場からみた長衛小屋。すぐそこ

シャワーをとるかカーテンをとるか

どちらの小屋も蛇口をひねれば飲用水が出てくるほどに、水は豊富です。
さらになんと、長衛小屋にはシャワーがついています。着替え込み15分の枠で予約利用、料金は500円で累計5分間お湯が出るそうです。山ガールにはうれしいですね!
なお、私はそばの川で行水しました。メンズはこれで十分でしょう。
もうひとつ、山小屋で女子が気にすることといえば、着替え場所。
どちらの小屋もカーテンで仕切られていますが、長衛小屋はカーテンが両サイドしかないので、通路側からは丸見えです。しかも、床まで届いていないという中途半端さ。
これでもあるだけマシだ。寝袋スシ詰めを覚悟していたので、この配慮には感動したほど。
一方、こもれび山荘は全周を遮光カーテンで覆うことができるので、安心して着替えられる。ただし、二階は雑魚寝のようです。夏場はほとんどツアー客で埋まっていると思いますが。
まあ、長衛小屋もシャワーを使えば個室で着替えられるので、問題ないかもしれません。

嬉しい荷物預かり

こもれび山荘では、日中は一角を荷物置き場として無料解放してくれます。最終日に荷物を軽くして登れるのはうれしいですね。
長衛小屋は有料(たしか300円)で預かってくれますが、利用には前日夕方までに申請が必要なようです。
そのほか、長衛小屋には充電スペースが解放されていました。
携帯電話はどちらの小屋も圏外でした。仙丈ヶ岳だと仙丈小屋で、甲斐駒ケ岳では山頂で電波が届きます。

登山時の注意

仙丈ヶ岳には途中に小屋が多くトイレタイムがとりやすいですが、甲斐駒ケ岳にはトイレがありません(途中にある仙水小屋はトイレ解放していない)。それなりの覚悟や準備で登りましょう。麓までめっちゃ我慢しました。
この時期、どちらの山も11時頃には雲が上がってきて山頂は真っ白です。青空の山頂を見たい人は暗いうちから動いた方が良いでしょう。
帰りのバスに乗り遅れる人は、甲斐駒ケ岳の双子山ルートで下山している確率がかなり高いそうです。仙水峠ルートのほうが回り道に見えるけど、こちらのほうが足場もよく楽なのだとか。双子山ルートを計画している人は時間に余裕をもっていきましょう。